昨年から玉ねぎの高騰が続いていますね。
新玉ねぎを見かけるようになっても
まだまだ高いなぁと感じる日々が続いています。
そんなわけで、昨年収穫した玉ねぎを大事にしていたら
とうとう芽が出てしまいました。
2つとも日が差す方向に向かって芽が伸びています。
さわってみると、芽はちょっと固めでしっかり、
実のほうはブヨブヨになっていました。
よく見ると、芽は5つ出ています。
タマネギの皮の中も、5つに分かれているようです。
これは「分球」と呼ぶそうで
「分球」とは、球根が分かれて増えることをいいます。
スイセンやチューリップも分球で増えていきますね。
ネット検索してみると
玉ねぎの芽は食べられる、芽が出た状態でも再生できる、
という体験談がたくさん紹介されていました。
玉ねぎの芽には毒が無いそうで、長ネギのように薬味として使えます。
こんな風に、根の部分だけを水につけておくと
何度も収穫できるそうです。
(水は足したり入替えしたりする必要あり)
芽が出た玉ねぎ本体はもちろん食べられますが、
味は落ちるとか。
芽に栄養をとられてしまうからでしょうね。
こんな体験談も見つけました。
芽が出た玉ねぎを土に植えると分球し、
それぞれが大きくなって収穫できる、
味は新たまねぎみたいに甘くておいしい。
これ、「玉ねぎの再生」ってことですよね。
再生野菜は越冬できる?収穫できた野菜をご紹介します!
この玉ねぎ、実の部分はブヨブヨになってしまいましたが
再生できるか?試してみることにしました。
【2024年3月追記】
玉ねぎの再生は土に植える方法が簡単でおススメです。
スペースがある方はぜひ試してみてください。
芽が出てしまった玉ねぎは食べられる?簡単な方法をご紹介
芽が出た玉ねぎの再生
芽が出た玉ねぎの実も活用したかったので
丸ごと土に植えてみることにしました。
3月29日
わが家の畑に丸ごと植えました。
左側に写っているのは、種から育てている玉ねぎです。
この時点では芽が出た玉ねぎのほうが勢いがありますね。
4月17日
一番左列の2つは芽が出た玉ねぎ、
右側は種から育てている玉ねぎです。
再生玉ねぎの芽は、色がだいぶ濃くなってきました。
掘り起こしてみると、こんなに根が伸びています。
皮をむいて、分球した実を一つ一つ分けてみます。
ネギみたいに見えますね。
この状態でも食べられると思いますが
もう一度植えて、さらに大きくしてみることにしました。
手前の2列が芽が出た玉ねぎ、
後ろの2列が種から育てている玉ねぎです。
5月13日
分球した玉ねぎを植えなおして1か月弱。
手前の2列は芽が出た玉ねぎで
後ろの種から育てている玉ねぎはぐんぐん成長しています。
芽が出た玉ねぎを掘り起こしてみます。
植えなおして1か月弱ですが
だいぶ実がふくらんでいますね。
今回は2つだけ収穫し、
残りはもう少し育ててみることにしました。
芽が出た玉ねぎの活用方法
ホウ酸だんごを作る
ゴキブリ退治の方法として「ホウ酸だんご」は有名ですよね。
昨年、台所にホウ酸だんごを置いてみたところ
ゴキブリに会わずに済んだので、効果は実証済みです。
ホウ酸は薬局で販売されています。
昨年、一番小さいサイズのホウ酸を購入し
半分だけ使って保管していました。
ホウ酸だんご作りに準備するものは4つです。
・ホウ酸
・小麦粉
・玉ねぎ
・砂糖
作り方はこちらのサイトを参考にしました。
こちらが再生した玉ねぎ。
形はいびつですが、あんなにブヨブヨだった実が
しっかりと玉ねぎになっています。
すりおろして
ホウ酸、小麦粉、砂糖と混ぜて丸めて出来上がり。
これをしっかり乾燥させたら完成です。
昨年作ったものは玉ねぎのニオイが強く、
乾燥させてもけっこう臭かったのですが…
今年のはあんまりニオイがしないので
効果があるかちょっと心配です。
市販のホウ酸だんごは
お手頃なものもあるのでぜひ試してみてください。
芽を刻んで薬味に
収獲した翌日にカットした状態がこちら。
小ぶりなネギといった感じですね。
刻んで薬味にしてみました。
納豆に混ぜて食べてみると
ネギのような強烈なニオイはなく、あっさりした感じです。
食べた後の、あのネギのニオイは口に残りません。
ネギの風味が好きな方には物足りないかもしれませんが
食感を楽しむにはじゅうぶんだと思います。
再生たまねぎの実は、もう少し大きく育ててから
味見してみますね。
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