古関裕而の長男である古関正裕さんが出版した

「君はるか」を読みました。

 

本の中では、古関裕而と妻の金子が交わしていた手紙が

時系列で紹介されています。

 

福島県に住む古関と、愛知県に住む金子が出会ったのは

昭和五年一月。

その時古関は二十歳、金子は十七歳でした。

 

遠く離れた二人は約4か月、文通でお互いの思いを募らせます。

その思いは熱烈な恋愛へと発展し、二人は六月に結婚します。

 

二人が交わした手紙は行李一杯ほどあったそうですが、

著者の手許に残っている手紙は四十通余り。

 

著者の姉の話によると、

古関との夫婦喧嘩の末に怒った金子が手紙を焼き捨て、

残っている手紙は古関が取っておいた分だとか。

 

本では、二人が初めて交わした手紙から紹介されています。

 

手紙には二人のまっすぐな気持ちと

それぞれの音楽に対する熱い思い、

次第に相手への恋い焦がれる思いが綴られています。

 

二人とも文章力があるせいでしょうか、

読み進めるうちに心が踊り、ドキドキワクワクが止まらず

一気に読みあげました。

 

読み終えた今も、胸キュンしっぱなしで

間もなく始まる朝ドラが待ち遠しくてたまりません。

 

二人の手紙には、心に残る言葉もたくさんあったので

私なりに整理して、あらためてご紹介したいと思います。

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