野菜を育て始めたのは今から6年前。
当時は実母を在宅介護しつつ、
すきま時間を利用して少しずつ作業していました。
育て方などは、ネット検索して調べたり
NHK(Eテレ)の「やさいの時間」を参考にしています。
「やさいの時間」はここ数年視聴しているので、
育て方のおさらいとなることも増えてきましたが
新しい発見もあります。
初めて目にする野菜は育ててみたくなり
いくつかチャレンジしてきました。
今年チャレンジしたのは網干(アボシ)メロン。
昨年、「やさいの時間」で紹介されました。
網干メロンとは
マクワウリの一種で、兵庫県姫路地方の伝統野菜です。
姫路市網干地域で大正時代に栽培が始まり、
昭和初期から「網干メロン」の名で出荷されるようになったそうです。
マスクメロンより美味!?酷暑にぴったり「網干メロン」(神戸新聞NEXT)
マクワウリは地元のスーパーには無いし
今まで食べた記憶もなく、全く馴染みはありません。
が、網干メロンはマクワウリの中でトップクラスの糖度、
というので食べてみたくなり、育ててみることにしました。
種はフリマサイトで
一つ心配だったのは、
兵庫県の伝統野菜が東北で育つだろうか?ということ。
東北といっても7月8月は暑いのできっと大丈夫、
でも失敗する可能性も大きい。
というわけで、失敗してもガッカリしないように
種はフリマサイトで格安のものを購入しました。
網干メロンは育つか
結論から先に言うと、
東北でも網干メロンは育ちます。
収穫時期は短いですが、
家庭で食べるには十分だと思います。
栽培記録
以下、実際に育てた記録をご紹介します。
こちらのサイトを参考にして育てました。
姫路野菜 網干メロン(あぼしめろん) 家庭de菜園 ~うぇぶたねやさん~
種まき
種は22粒あり、2回に分けてポットに種まきしました。
1回目:4月27日 8粒種まき→3つ発芽、うち1つはダメに。
2回目:5月6日 14粒種まき→9つ発芽。
4月の種まきは早すぎたようです。
発芽したものは合計11個で、発芽率は50%でした。
6月21日 定植
発芽した後の1か月、ほぼ成長が見られず
ダメかも…と不安になりながら見守りました。
6月21日に11個すべて定植。
雑草対策も兼ねて、マルチ(黒いシート)を敷いて
定植しました。
穴が開いている部分は直径6cmなので
苗の小ささが想像できるかと思います。
7月1日
定植から10日後。
苗の成長が見られ、ここでホッと一安心しました。
7月11日 開花
さらに10日後。
つるの数も増えて、
5月に種まきした分も成長が追いついてきました。
かわいい花が咲き始めました。
7月21日 小さな実を確認
つるがどんどん伸びてきました。
小さな実もでき始め、収穫への期待が高まります。
7月31日
さらに10日後、実はぐんぐん成長しています。
小さな実も次々に増えてきました。
8月10日
実は手のひらよりも大きくなり、黄色くなってきました。
黄色味が差してきたら完熟のサイン、
皮が裂けてきたら完熟度100%、というので
もう少し待つことにしました。
8月12日 収穫
2日後。皮が裂けてきたので収穫しました。
重さは138gで、メロンのような香りがします。
画像ではうまく伝わりませんが
断面はとてもジューシーで、
部屋中にメロンの香りが広がります。
食べ方のポイント
タネのあるところが甘いので、
丸ごと食べるのもアリです。
スプーンですくってみましたが失敗。
完熟していても実は固くてすくえないし、
皮が薄いのですぐに破れ、うまく食べられません。
タネまわりをそぎ取り、皮をむいてカットしました。
食感はサクサク、さっぱりした甘さです。
タネまわりをなるべく残したのがこちら。
見るからにジューシーな感じですね。
比べてみると見た目が明らかに違います。
タネまわりを残した方がより甘く感じました。
網干メロン食べた感想は、
香りはメロン、食感はサクサク、
ほどよい甘さでクセがない、というのが正直なところです。
メロンほどは甘くないので
甘党の方には物足りないかもしれません。
9月末まで収穫
お盆前に初収穫した後、
9月末まで収穫することができました。
9月以降はだんだん甘みが少なくなったように
感じました。
1つも実がならなったものもありましたが
肥料もせず、定植後はほったらかしでも
家庭で食べる分には十分な収穫ができました。
東北地方は収穫できる時期が短いと思いますが
それでも、手間をかけずに栽培できるのは
大きな魅力です。
つるがかなり伸びるのでスペースは必要ですが
網干メロンの栽培はおススメです!
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