１月１７日金曜日。
内部被ばく検査を受けてきました。
ここでは、どんな検査をするのか
どんな方法で検査するのかご紹介します。
内部被ばく検査の案内は、１か月ほど前に届いていました。
内部被ばく検査とは？検査の受検票に書かれていたこととは？
検査は、事前に電話で予約する決まりになっていますが
診療所の近くに行ったため、予約するつもりで寄ってみました。
当日の検査が可能に。その理由は･･･
検査室がある診療所は、昔は●●病院という
違う名前の医療法人でした。
２０年ぶり位に中へ入ってみると
ロビー、受付、廊下、すべてに誰もいませんでした。
建物は昔と同じままのようでした。
「あぁ、こんな感じの建物だったなー」などと
思いながら奥の検査室に向かうと、
検査室から人の話し声が聞こえてきました。
「こんにちはー」とドアを開けると
すぐそこに受付の女性が座っていました。
検査の予約をしたい、と伝えると
「いつでも大丈夫ですよ」という答えが。
女性が手にしているバインダーには、
来週の予定表らしき紙が挟んであります。
予定表に名前が書いてあるのは１人だけで
他の曜日は予約ゼロ、という感じでした。
私たちの会話を聞いて、別の女性が
「わざわざ来ていただいたんですから、今日でもいいですよ」
と声をかけてくれました。
当日の検査も可能なほど、検査を受ける人は少ないのですね･･･
さっそく、検査案内の裏面にある
「検査の同意書」にサインして、検査を受けることにしました。
まずは手洗いから
「検査の同意書」を受付に出すと、
まず手を洗ってほしいという指示がありました。
検査前に手を洗うのは、ホコリを落とすため。
こんな理由があるそうです。
・機械が精密なのでちょっとしたホコリでも拾ってしまう
・機械がホコリを感知すると検査やり直しになることもある
・手を洗って着替えてから検査してほしいと業者から依頼されている
初めての検査ですか？と確認される
しばらく待っていると、こんな質問を受けました。
「●●●さんは初めての検査ですか」と。
受付の女性は、パソコン作業をしていたので
きっと私の過去の受検有無を確認していたのでしょうね。
今回が初めての検査と返答すると、
受付の女性は私の氏名や生年月日などを
パソコンに入力している様子でした。
検査着に着替えます
検査の準備が出来たようで、奥の部屋へ入ると
検査着に着替えるように指示がありました。
カーテンで仕切られているところが
検査着に着替えるスペースです。
検査着はこちら。
診療所系列の病院と同じものでした。
検査は手と頭部の体表面から
検査着に着替えると、
両方の手のひらを出すように指示がありました。
まずは手のひら、次に手の甲、
次に顔と頭部の体表面を検査します。
検査に使った機械は赤丸で囲んだ感じのもの。
懐中電灯みたいな形の機械を私の体に向けて、
体から少し離して表面をなぞるように計測します。
出典：とみおか放射線情報まとめサイト
画像の出典元は「とみおか放射線情報まとめサイト」です。
検査機械についての説明はこちらをご覧ください。
[コラム]放射線測定器で何が測れるか
ホールボディ・カウンタでの検査
次に、全身を検査します。
検査はホールボディ・カウンタという機械を使います。
検査室の中はこんな感じでした。
機械を真上から見た断面図はこんな感じです。
機械には扉が無く、下図の赤矢印のように奥まで入って
外側に向かって立ちます。
機械の奥行は更衣室のロッカー位、
横幅はロッカーを２つ横に並べた位でしょうか。
機械の中で立ったまま、動かずに２分待ちます。
待っている間は無音。何の音も聞こえませんでした。
検査が終わるとすぐに、
機械の前に座っていた男性から結果を見せてもらいました。
男性の前にはパソコンがあって、
その画面には細かなギザギザの曲線が表示されていました。
結果は異常なしで、男性の説明はこんな感じでした。
・曲線のギザギザ部分は反応が無いということ
・曲線が山になっているところは反応がある部分
・この山はカリウムで誰でも反応する部分
・内部被ばくで反応する部分は山がなく、問題ない
検査結果をもらえます
検査着から着替えて受付に戻ると、
すでに検査結果ができあがっていました。
体表面検査の結果、体表面汚染は無し
全身検査の結果、セシウム１３４とセシウム１３７は検出されず
ひとまずホッとひと安心しました。
検査は、着替えの時間も含めて３０分位でした。
検査は費用もかからないし、簡単で痛みも無いし
内部被ばくの反応が出た際には、
体内の放射性物質を減らす対策も教えてもらえるので
年に１回の検査は受けておいたほうが安心です。
スポンサーリンク
